ーfried prawnsー
<レシピ説明>
(調理時間:30分、おすすめ度:★★★★★、材料費:400円/6匹)
美しい海老フライは、「長く」「太く」「真っすぐ」です(笑)
腕のいい料理人がいるお店の海老フライや海老天は頭から尻尾までピターっと真っすぐです。
写真の海老フライは尻尾の部分が少し曲がってしまったので80点ですね^^;
当レシピではパン粉を2度付けして衣を厚くします。
そうすることで食べたときにサクサクした分厚い海老フライが味わえます。
さらに解凍で「重曹」を用いると、安い海老でも高級海老のプリッと食感になります(裏技)
因みに私はこのレシピに勝る味の海老フライをお店を含めて食べたことがありません( `ー´)ノ
海老の下処理、筋切り方法等を詳しく説明していきます。
せっかくなので多めに作って、パン粉をつけた状態で冷凍しておくと便利です。
<材料・分量>(※1~3人前)
≪基本具材≫ | |
海老 | 大6匹程(殻付き) |
サラダ油 | 適量(揚げ油) |
≪海老の解凍≫※冷凍海老の場合 | |
◎ぬるま湯 | 1000cc(30℃程) |
◎塩 | 小さじ2 |
◎重曹 | 小さじ2 |
≪海老の下処理≫ | |
☆片栗粉 | 大さじ2 |
☆酒 | 大さじ1 |
☆塩 | 小さじ1/2 |
≪海老の下味≫ | |
塩 | 小さじ1/2 |
≪衣≫ | |
小麦粉 | 適量 |
卵水 | 卵2個+水大さじ2 |
パン粉 | 適量 |
<作り方>
材料の説明です。
- 『海老』➡冷凍のブラックタイガーがおすすめです。なるべく大きな海老にしましょう。
- 『小麦粉』➡強力粉がおすすめですが、ない場合は薄力粉で構いません。
- 『揚げ油』➡ラードがおすすめですが、サラダ油で構いません。私もサラダ油です。
- 『解凍』➡塩で海水と同じ濃度を作り、重曹で海老のたんぱく質と旨味成分を固めます。
エビの下準備です。(※詳しくはレシピ下のポイントを参考に)
- 冷凍海老の場合、バットに『◎』を入れて解凍します(冷蔵や流水解凍でもOK)
- 殻を全て剥いて、足を取り、海老を曲げて背ワタを楊枝で取り除きます(包丁でもOK)
- 海老の尻尾に水が溜まってるので、包丁でしごき、尾の水を出しておく(切ってもOK)
- 腹側に4~5か所斜めに切り込みを入れ、表に返し、指で関節をプチプチと潰す。
- 容器に海老と『☆』を入れてよく捏ね、黒い汚れが出たら水で洗い流します(臭み消し)
- ペーパーでしっかり水気を拭き、『塩』で上から軽く下味をつけます。
調理開始です。
①「衣」をつけていきます。
容器を3つ用意し、『小麦粉』『卵水』『パン粉』を入れます(卵水はよく混ぜておく)
そこに下処理済みの『海老』を「小麦粉→卵水→パン粉→卵水→パン粉」の順につけます。
※1度目のパン粉は、手の平で転がすように形を整え余分なパン粉を落とす。
※2度目のパン粉は、しっかりと押さえつけ軽く成形するに留める。
※この作業が終わったら、すぐに揚げるor冷凍する(遅いと水分を含んでしまいます)
②「油」で揚げていきます。
揚げ鍋に『サラダ油』を入れ熱し、
エビを真っすぐ引きながら入れ、180℃で3分揚げます。
※途中返しながら、キツネ色になったら取り出します。
※揚げたては中心がレアな状態がベストです。あとは余熱で火が通ります。
※家庭の揚げ鍋だと尻尾まで真っすぐ仕上げるのは至難の業です(笑)
③揚がったらバットに移して油を切り、
お皿に千切りキャベツ等をのせ、そこに立てかけるように盛り付けて、完成です!!
肉厚でサクッサクのエビフライを是非お召し上がりください ^^)
※盛り付け方は、立体的に見せた方がかっこいいです(笑)
おすすめの食べ方
付け合わせ食材は、『キャベツ』『レモン』等がおすすめです。
付け合わせソースは、『タルタルソース』『塩レモン』『ソース&マヨ』がおすすめです。
簡単タルタルソースの作り方
【茹で卵1個、玉ねぎ1/4個、マヨ大4、酢小2、塩胡椒少々】を混ぜれば完成です。
※茹で卵はボロボロに砕き、玉ねぎはみじん切りにして水につけておきます。
※市販のタルタルソースでも美味しく食べられます。
<海老の下処理方法~詳細~>
- 重曹で解凍させると、1尾80円の海老が1尾1200円の海老に変わります(-""-)
- 背ワタは黒い消化管で食感に影響が出るので必ず取りましょう(ない海老もいます)
- 背ワタが取れない場合は、包丁で背中に薄っすら切込みを入れて取り除いてもOKです。
- 尻尾の水を出す時、水を出してから、尻尾の半分を切ると完璧です(油はね防止)
- 切込みは海老の身の半分くらいを目安に入れましょう(だいたいでOKです)
- 関節の潰し方は、上から押しつぶして関節をのばすイメージです。
- 4か所切ったら、表に返して、プチップチップチップチと切った場所の上から押します。
- 持ち上げたときに関節がなくなって、だらーんと真っすぐになっていれば完璧です。
<レシピのポイント>
- 揚げ物料理の詳しい解説はこちらから。
- 薄力粉よりも強力粉の方が薄くつくのでおすすめです。
- 小麦粉と卵水を混ぜて「バッター液」を作るレシピも多いですが、私はこっち派です。
- 揚げすぎると身がパサついてしまうので、最低限の揚げ時間で揚げます。
- 業務用フライヤーならやり易いですが、揚げ鍋で尻尾まで真っすぐは中々難しいです。